【悪徳?】声優になりたい人に声優ビジネスとは何かを知ってほしい
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声優になりたい人は日本に30万人いると言われます。しかも声優の学校にこの人数が通っているという統計なのです。そうなると声優になりたいけど学校に行っていない人を加えるともっとですよね。そうなると声優になりたい人を対象にビジネスもできちゃうわけです。

声優ビジネスというのはとらえ方もいろいろあります。今回お話していくのは声優になりたい人が「お客さん」となる声優ビジネスの話。声優ビジネスといってもいろいろで、中には悪い大人もいるわけです。

声優になりたい人は大事なお客さん


声優の学校も1つの声優ビジネスでもありますね。声優の学校は、声優になりたい人に声優になるノウハウを教えて、その対価として学費をもらっています。

声優ビジネスとは?


「声優ビジネスとは」という検索ワードで調べると、特にコレという意味は載っていませんでした。そこで、私が勝手にこのブログでの「声優ビジネス」の定義をします。

声優ビジネスというのは、大きな意味で「声優」の職業に関することでビジネスを展開していくことだと定義します。声優ビジネスと言っても、幅広いですね。なので声優ビジネスとは、正確には「声優になりたい人がお客さんとなるビジネス」と考えています。

例えば、声優になりたい人が通う声優養成機関(声優養成所や声優専門学校)も声優ビジネスの一環です。

声優がメジャーになればお金になる


声優という職業がTVに出たり、ファンをつけるよう活動することで、どんどん声優の知名度があがります。その声優さんが看板となり、出身の声優養成機関に通いたいという人が増えます。
その声優さんの人気が出れば出るほど、通いたいと考える人は多くなります。

通いたい人が多くなれば、今度は定員を増やして通いたい人をたくさん受け入れます。学費も多少値上げしても入りたい人が多ければ、その運営元は儲かります。

声優専門学校も声優養成所も


このブログではどちらかといえば、声優養成所をおすすめしています。しかも大手で歴史ある声優養成所をおすすめします。それはなぜか?

答えは簡単です。声優になれる可能性が高いからです。
声優養成所は、声優になれる人をなるべく育成していくという経営理念も持っているからです。声優専門学校には声優になれる人を育成するという経営方針がないところが多いからです。

あるベテラン声優さんがとある声優専門学校の講師をやったという話があります。その人は声優の育成をしようと、「厳しく」ダメ出しをしました。そうしたところ、経営者側の主任から「辞めちゃうから厳しくしないでほしい」と言われたのだそうです。

これっておかしくないですか?と私は思うのです。そもそも声優になってダメ出しが甘いことなんてありません。辞めたい人は辞めたほうがいいと思います。

また他のベテラン声優さんがまた別の声優専門学校で、臨時講師をやったときのことです。主任さんにいろいろと講義の内容を相談したところ「ここには声優になれる人なんていないから、アフレコの練習だけでいいです」と言われたそうです。

信じるかどうかは自由ですが、声優専門学校には声優を「育てる」なんてことを思っていない学校もあるということですよね。もちろんすべての声優専門学校がそうだというわけでもないです。

しかし、最近では声優事務所も乱立し、声優養成所も同じような経営をしていると感じるところも多くなっています。

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声優の学校は声優になりたい人が行くところじゃない


そもそも声優の学校は声優になりたい人が行くところではありません。

え?意味わかりませーん。

そうですよね。声優の学校は声優になりたい人が行くためのものと思いますよね。
でも違うんです。そのわけをご説明しましょう。

声優養成機関は声優事務所が逸材を選ぶところ


声優の養成機関である声優養成所や声優専門学校は、声優になるための基礎しか教えてくれません。演技の理論や滑舌、発声・・・これらは全部努力すれば、独学でも学べます。まあ一応できているかどうかの判定はしてくれるのが声優養成機関ではあるのですが。

多くの声優養成機関が、おおよそ1年くらいかけて演技の基礎を教えてくれます。でもその演技をこうしたら「声優になれる」「オーディションに受かる」ということは教えてくれません。

声優になりたい人の多くが勘違いしている点がここです。
声優養成機関に通いさえすれば、声優になれると勘違いしています。
でもそれは違います。

声優養成機関は、多くの声優志望者たちに演技の基礎を教えて、その中から「できる」「売れそう」な人をピックアップして声優事務所に入れるだけです。

できる人は最初からできます。本当に。例外なく。

それは生まれ持ってのセンスとか才能だとか言われます。そういう人は声優事務所側も入所オーディションで目をつけられています。

その他の人は金づるかもしれない


言い方は悪いことは承知の上ですが、その他の人は声優養成機関にとっては、金づるである可能性が高いです。声優養成機関としては、絶対に声優事務所に何人入れるなんてことは明記していませんね。年によっては所属した人はゼロなんてこともあります。

声優事務所に入れなかったその他の人は、その声優養成機関に多額の学費を支払って去ってゆくだけの存在です。

もちろん、育成しようと一生懸命教えてくれる講師の方もいます。でもそれはその講師の人がそういう考えだからというだけです。運よくそういう講師に会えるかどうかも関係していますね。

声優になりたいなら正しい情報と正しい努力が必要


声優になりたい人はじゃあどうやったら声優になれるんでしょう?

まずは、正しい声優養成機関を選びそこに入ることです。輩出率がもっとも高く、正しい演技を教えてくれるところです。学費の関係もあると思いますが、学費が安い、高いは声優になれるなれないは関係ありません。

正しい声優養成機関はどうやって選ぶのでしょうか。それは正しい情報を得ることが最も重要です。
今はインターネットに情報がゴロゴロ転がっています。悪い口コミも良い口コミもあります。そしてその中から、自分に最適な正しい情報を掴むことが大切です。

私が声優になりたいと思ったときにはインターネットもそんなに発達していない時代でした。
その限られた時間の中で、必死に情報を集めたつもりでした。今考えると、正しかったような間違っていたような気もします。

時代とともに情報は変わっていくものでもあります。一般的には正しくても、その人にとって間違っていることもあり得ます。

そして自分にとって正しい情報が得られているのならば、その情報をもとに、正しい努力をしましょう。人によってはどんなに一生懸命努力しても実らないこともありますね。その原因は、その人にとって誤った努力かもしれませんし、努力が足りないからかもしれません。

声優の業界には、個人個人で「正しさ」は異なってくるのです。そして、その結果が出たときに「正しさ」が判別できます。

でもそれでは遅いこともあります。自分にとって正しい情報をいち早く得ることと正しい努力をすることが需要なのです。

悪の声優ビジネスに巻き込まれるな


声優になりたいと思うがあまり、あまりにも都合の良すぎる条件の声優学校や声優オーディションの情報は信用しない方が良いでしょう。声優ビジネスのうちでも「自分にとって」悪い声優ビジネスかもしれません。

声優学校に行く前にある程度決まっている?


初心者もそうですし、経験者も同じことが言えます。声優養成機関に入ってからがスタートだと勘違いしている人が多いです。でも、声優養成機関に行く前からすでに競争はスタートしています。

勘のいい人も世の中にはいます。そういう人は声優養成機関に入ってすぐに頭角を現します。
そうでない人も当然います。悲しいことに、これを読んでくれている人のほとんどの人がそうです。そういう人は声優養成機関に入ってスタートしていたのでは間に合いません。勘のいい人にどんどん追い抜かれてしまいます。
そして年齢もまったく関係ありません。できる人は最初からできるし、若くてもメキメキ上達します。

声優になりたい人は声優になりたいと思ったその時からが勝負だと思ってください。予習してナンボの業界ですよ。よく滑舌や発声や演技を声優養成機関で「教わろう」として通っている人がいます。それでは、声優になれる可能性は低いのです。

滑舌課題だって、発声の仕方だって、演技の基礎だって、インターネットで調べてみればいくらでも情報は見つかります。声優養成機関に行く前にボイトレに行って、正しい発声を教わることもできます。滑舌だって、毎日練習することだってできるのです。

声優養成機関は、声優になるための勉強をするところではありません。声優事務所に入るための「受験資格を得る場所」なのです。

声優ビジネスは良くも悪くも


声優ビジネスに対して悪いイメージを持ってしまった人もいるでしょう。もちろん、本当に悪い声優ビジネスの声優養成機関もあるのが現実です。こういう本当に悪い声優養成機関には行かないように気をつけましょう。

よく「良い声優専門学校や声優養成所はどこですか?」と質問されます、そもそもすごく良い声優養成所や声優専門学校は存在しません

「自分にとって」良い声優養成機関なのかどうかを見極める目が必要です。そして、そこに入ったとしたら、声優ビジネスに巻き込まれないようにひたすらに努力しましょう。反対にその声優ビジネスを利用してやるというくらいの意気込みが必要なのです。

頭が良くないと生き残れない


私の考える「頭の良さ」というのは、学校の成績がいいことを指しているわけではありません。本当の意味で「賢い」ということです。

  • 正しい情報を得るための観察眼
  • 正しく努力できるストイックさ
  • 間違っていたときにすぐに順応できる素直さ
  • 人と人とのコミュニケーション能力
  • 時代の流れを読む力

他にも人の「賢さ」はあると思います。
こういったすべてのことを自分で理解して自分をコントロールできる人こそが声優として生活できるようになるためのコツだと考えています。

今声優になりたい人は自分について、もっとよく考えてみてほしいと思います。自分はどんな人間ですか?賢い人間でしょうか。けなしているわけではありません。

自分を見つめること。
いいところも悪いところもです。

自分自身が少しずつ分かってくれば、どの道に進めばいいのかもきっとわかってきます。

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