【女性の声優志望者は必見】女性声優の生理との付き合い方!
スポンサーリンク

女性には生理があります。
今日はちょっとばかり、女性の立場から、声優の生理事情について書いていきたいと思います。

まあおおっぴらに生理のことを語るのはどうかとも思いますが、隠しまくるのもどうかとも思う私です。

これから声優を目指す女性は自分の体のことを知っておく必要があると思ったのです。
声優の仕事のときでも生理はやってきます。

生理がやってこないのは良くないですから、自分の生理についてよく知っておいてほしいのです。
男性声優志望の方も女性の生理について知っていただき、同期や同僚などへ配慮できるといいですね。

1)声優にだって生理はくる

声優は今やアイドル的な声優が目立ち、連日のようにTVでも出演しています。でも女性声優は、「女性」です。生理は当たり前に毎月きますし、生理痛や精神面でもけっこう辛い思いをしていたりします。

【1】生理は女性には当然のもの


生理は、女性特有の自然現象です。おおよそ小学校高学年から50歳くらいまで毎月やってきます。
だいたい平均で毎月5日間続きます。一生のうち女性が迎える生理の期間を合わせると、約6年9ヵ月は付き合うことになりますね。

妊娠するために大事なことではありますが、生理は妊娠する意思があるなしに関わらずやってくるものです。子どもを何人生むのかにもよりますが、生理は女性にとってごく自然なものです。

【2】毎月1回のゲンナリのイベント


生理は妊娠するためには、とっても重要なイベントではあります。しかし、多くの女性にとっては妊娠していない期間の方が断然長いのです。

生理でやっかいなのが「生理痛」もしくは「PMS・PMDD」という体調や精神面におよぼす影響です。簡単に言えば、女性は一生で6年9か月間もゲンナリなイベントに付き合っていかなければならないということです。

①生理痛


下腹部が痛い、頭痛、眠気、吐き気など、生理中に体調が悪くなる人がいます。生理痛には、個人差があって、全員生理痛があるわけでもないのです。体調の悪さにも程度が個々で違うので、同じ女性でもラクラクだという人もいるでしょう。

でも中には、気絶するほどの痛みがある人もいます。実際に救急車で運ばれた人もいるくらいです。生理痛は、年齢によっても変化があります。若いときには何ともなかったのが、30代、40代になってひどくなる人もいます。逆にずっと生理痛がひどかった人が、出産を機に各段に楽になったという人もいます。

②PMS・PMDD

PMSは、別名「月経前症候群」とも呼ばれます。近年知られるようになった症状で、生理前の2週間~10日前くらいから体調や精神面に影響します。むくみや便秘、腹痛、頭痛、肩こりなど主に体調が悪くなり、仕事や勉強に支障が出る人もいます。

PMDDは、別名「月経前不快気分障害」と言います。主に精神面に不調をきたすもので、強い抑うつ感や不安感、怒りの感情が強くなります。

PMSとPMDDが同時に出る女性もいます。生理痛と合わせて日常生活が困難になるほどの人もいます。

【3】声優に生理休暇はない


日本では、「生理休暇」という女性の生理関する特別な休暇が設けられています。労働基準法という労働時間や休暇などの取り決めをした法律に含まれている休暇です。
生理休暇を取得して、有給になるか無給になるのかは企業によります。実際に生理休暇は会社でも取得率は低いのですが、一応制度としてはあるという状態です。

しかし、声優の場合は、労働基準法に当てはまる雇用形態ではないため、生理休暇はありません
声優は個人事業主(自営業)ですから、生理痛やPMSでどんなに辛くても、生理休暇をとることを請求できないということなのです。

スポンサーリンク

2)声優志望者は生理との付き合い方を考えよう


声優には生理休暇はありませんから、どんなに辛くても収録にはいかなければなりません。女性声優志望者は、今のうちから自分の生理について、仕事ができるレベルにするにはどうすればいいのか研究しておく必要があります。

【1】生理不順なら婦人科へ


生理は、ホルモンのバランスで起こるものです。ホルモンのバランスが悪いと生理不順が起きることがあります。実は私も大学の時ぐらいから生理不順があり、婦人科にかかっていました。排卵が起きるためのホルモンの量が少ないために、無排卵性月経と言う病気でした。

婦人科と言うと、妊娠した人が行くイメージで、中高生が通うとなるとどうしても偏見の目で見られがちです。でも、婦人科は女性のための病院です。

声優になりたい女性も将来的に子どもを持つことを考えているのならば、生理不順がある人は絶対に婦人科に行ってください。生理不順は、女性の大きな病気が隠れていることもあるのです。恥ずかしいと考える人も多いですが、女性にとって大事なことです。

【2】月経困難症ならピルも検討しよう


婦人科では、生理痛がひどい人やPMSなど、月経困難症の場合には、ピルの処方もしてもらえます。

ピルは、女性ホルモンをコントロールして、 月経困難症を軽くするための薬でもあります。しかし低用量ピルの日本での普及率は4%程度といわれており、多くの人が月経困難症に毎月悩まされているのです。
ピルの服用率が低いのは、婦人科への受診のハードルが高いこと、ピルを飲む目的が避妊だけだと思われているからです。

もちろんピルを避妊目的で飲むケースもありますが、月経困難症を軽減するために飲んでいる人もいるのです。日本では避妊目的で飲んでいると思われるのが嫌だという理由で普及率が低いようです。

私自身現在低用量ピルを飲んでいますが、仕事に行くこともつらかった生理痛はほとんどなくなり、イライラしたり、突然怒りが湧いてきたりといった精神面での改善も見られています。ピルを飲むことで、卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げる効果も期待できるともいわれています。

ただしピルは、低用量ピルだといえど薬には違いないので、副作用もあります。飲み始めの2、3ヶ月は吐き気に悩まされました。が、月経困難症で日常生活を送ることが困難なほどの人は、ピルを強くオススメしたいと思います。

【3】将来困らないようにしておく


ピルを飲んでいる間は、ほぼ妊娠しません。妊娠しないとは言っても、ピルを飲むことをやめればまた排卵が始まり、妊娠することは可能です。

薬の飲み忘れがない限りは、生理が来る日がわかるというのはかなりメリットがあると思っています。声優になりたい女性が、月経困難症で大事な審査の日に体調が悪いとか、いつも通りの練習したお芝居ができないというのはマイナスでしかありません。

ピルを飲むことで生理をコントロールすることができるというのは、声優になりたい女性にとって本当にメリットだらけだと思っています。
私が声優を目指した時にこのことを知っていればもっと早く飲んでいたのにと後悔すらあります。

3)女性声優が生理でトラブルになったことも


私は吹き替えジャンルで声の仕事をいただいていたので、アイドル声優の女性が生理とうまく付き合っていくのは本当に大変だと思います。過去には、スマホに生理に関するアプリが入っていたことがファンに知れて、トラブルになったことがあったそうです。

【1】女性声優のTwitterが炎上


2017年とある人気女性声優のTwitterが炎上しました。理由は、アイドル声優がルナルナという生理周期管理のためのアプリを入れていたということだそう。

生理が当たり前にある女性からすれば「はあ?」と怒りたくなるような炎上です。

【2】生理周期を管理することは健康を維持すること


生理周期を管理する=健康を維持することでもあります。
アプリで管理するのは最近のことで、女性全員がやっていることではありません。昔は手帳とかに自分で記録して管理していたわけです。それをアプリで管理しただけのこと。

男性は生理がありませんから、よからぬ妄想が働いたのでしょうが、女性からすれば、本当にひどい話です。余計なリプで炎上させた輩は、生理について無知すぎるということですね。

【3】声優は健康管理が大事


声優は健康であることがもっとも重要です。声優養成所の入所条件にも「健康であること」という条件が書かれていることもあります。

とくに新人声優のうちは仕事をお休みするなんてことは許されません。「休めない」というわけではなく、仕事に穴をあける新人声優に次の仕事はありません

女性の声優志望の方は、自分の生理についてもっと良く知りましょう。自分の性格や癖を知ることと同じくらい自分の生理を知ることは大事なことです。


生理のことを女性が隠さなければいけない時代は終わりになりつつあります。
声優といっても1人の人間です。

女性声優志望の方は自分の生理を良く知り、お芝居に仕事に影響がでない方法を工夫しましょう。
周りがどんな風にいったとしても、生理痛の辛さは人によって違いますし、周りにはわかりません。
まして男性ならなおさらわからないことなのです。

声優には健康がもっとも大事なことです。女性声優は生理を含めての「健康」です。
声優になりたい女性は、自分の生理を知ることも声優になるための大事なことなのです。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

こちらもどうぞ!