猫ちゃんのお薬飲ませ方!錠剤を飲まない時の便利アイテムで簡単に
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我が家の愛猫に薬を…と思っても、嫌がって逃げてしまったり吐き出してしまったりと、猫ちゃんへのお薬は大変です。

張り詰めた空気、埋まらない距離…決着のつかない侍どうしの戦いのよう…笑

ここでは、猫ちゃんへのお薬の飲ませ方に加え、無理なく簡単に飲ませられる便利アイテムについて紹介します!

慣れてる方も飼うのが初めての方も、便利アイテムでスムーズに飲ませられる可能性が爆上がりなので必見ですよ!

何で飲んでくれないの?愛猫が薬を嫌がるワケ

何で飲んでくれないの?愛猫が薬を嫌がるワケ

愛猫がお薬を飲んでくれないワケは、以下のような感覚や心理状態が大きく影響しています。

  • 恐怖心
  • 警戒心
  • 味覚

自分に置き換えて、薬の飲ませ方を考えると「あ〜確かに…」と思わざるを得ないですね。

警戒心

猫ちゃんにはもともと、弱肉強食の世界で生きていた本能から「警戒心」は常に持ち合わせています。

人間も、人気がない場所や暗く静かな場所だとわずかな音でも反応して、警戒してしまいますよね。

また音以外にも、場の空気感や薬を飲む時間、タイミングですら察知している猫ちゃんもいます

薬を飲ます前に逃げちゃったり、隠れたりするのは警戒心がなせる業でしょう。

先天的かつ耳が非常に鋭敏なので、誤魔化しづらく薬を飲ませにくいといえます。

恐怖心

薬を猫ちゃんに飲ませるときは、頭をわしづかみにされ口を無理やり開けられて、よくわからん物体を放り込まれるワケです…。

自分に置き換えると、まるでエイリアンの「フェイスハガー」に卵を産み付けられているような気がしてきますね。

我々、人と同じように「嫌だ」という感情を持つことや「怖い」という心理状態に陥ることで、暴れたり逃げ回ったりするのです

また、強引だったりしつこくしたりすると、ママやパパへの恐怖心を持ってしまうことも…。

味覚

猫ちゃんにお薬をあげた時、よだれが垂れたり泡を吹いたりしたことはありませんか?

猫ちゃんでも、お薬はやっぱり「苦い」のです…。

本能的に身体に害を及ぼすものを食べないよう、苦みや酸味に非常に敏感。

「苦み・酸味=ヤバいもの」という本能が働き、腐敗物や毒などを摂取しないよう匂いや味覚で感じ取り、お薬も危険物とみなして避けようとします

「妙薬口に苦し」とはよく言ったものの、会話ができたらお薬を飲んでくれるんだろうなと、つくづく思っちゃいます。

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飲まない時の便利アイテムとは

飲まない時の便利アイテムとは

デデ~ん!!

飲まない時の便利アイテム!それは…百均の手芸用ビーズの容器です

もちろん中身は抜いてありますよ!

この、手芸用ビーズの入れ物を見つけるまで、我が家のニャンズたちへお薬を飲ませるときは失敗続きでした…。

失敗の原因は

  • 錠剤をつまんでいる指が入りきらない
  • 錠剤を入れるタイミングで口が閉じてしまう
  • 唾液や湿気で指から錠剤が離れない
  • 首を振ることで狙いが定まらない

口に入っても、頬と歯茎の間に入っちゃうこともありましたが、最も多かったのは「錠剤が指から離れない」ことでした。

ワンモアチャンスとばかりに飲ませようとしたときには

錠剤がすでに溶けて消えていたなんてことも…。

ケン〇ロウもよく言ってたネ。

スムーズに飲んでもらうために、条件に合う「何か」を探していました。

  • 口腔内に入れやすい大きさと長さ
  • 角度や反動で簡単に錠剤が転がる
  • 唾液や湿気で指が濡れない

そして、これらを全て兼ね備えた、完璧な便利アイテムが「手芸用ビーズの容器」だったのです。

さらにビーズの入れ物は、飲ませた後に再度お薬を入れておけば、翌日分も用意しておけるのでスムーズなんです。

失敗することは少なくなり、飲ませる時間も数秒と一瞬で終わるので、ニャンズへの負担も軽減。

我が家の必需品となりました。

とはいえ、我が家では使用していますが、全く用途が異なり薬を飲ませる機器ではありません。

もし活用する場合は、用法をよく考えて利用してくださいね

また、誤飲の可能性があるので、中のビーズは完全に出し切っておくようお願いします!

市販の「ピルガン チートキット」と呼ばれるものもあるので、安全を期すならそちらがおすすめですよ!

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便利アイテム活用!猫ちゃんのお薬飲ませ方

便利アイテム活用!猫ちゃんのお薬飲ませ方

ではでは、手芸用ビーズの容器を使った飲ませ方を紹介します!

基本的には、薬をつまむ指から容器に置き換えただけなので、普段の飲ませ方と途中まで同じです。

容器は利き手、頭を抑えるのは利き手の反対の手がベストです。

  • 顔の上方から猫の頬骨(目の横あたり)を持ち、鼻先を上に向かせる。

顔の上方から猫の頬骨(目の横あたり)を持ち、鼻先を上に向かせる。

  • 薬の入った容器の下半分あたりを親指と人差し指で持つ(チョークを持つように)
  • 容器を握っている指以外の指を使って、猫の下前歯に指をかけて口を開ける

容器を握っている指以外の指を使って、猫の下前歯に指をかけて口を開ける

  • 口腔内に容器を3/1程度入れる
  • 頭の角度に合わせ容器も傾ければ錠剤が勝手に口腔内へ転がっていく

頭の角度に合わせ容器も傾ければ錠剤が勝手に口腔内へ転がっていく

  • 舌の上を転がるよう付け根に行けばOK
  • 飲み込むまで上に向かせ喉を撫でおろす
  • ご褒美にチュールでフィニッシュ!

ご褒美にチュール

 ※飲み込みづらいようであれば、シリンジなどで適量の水を飲ませてください。

補足

  • 錠剤・カプセルのみで粉末・水薬は不可
  • 反動や勢いをつけて薬を放り込むのはNG

勢いよく薬が入ってしまうと、気管に入ってしまう恐れがあるので注意です

万が一に備えて、飲み終えた後は様子を見ておきましょう。

薬の飲ませ方注意点

薬の飲ませ方注意点

もともと薬を飲まされることが嫌いな猫ちゃんに、更なる恐怖心を煽る必要はありません!

ネコパンチやガブガブならまだしも、猫ちゃんとの信頼関係にヒビが入る可能性も…。

薬の飲ませ方にも注意していきましょう!

警戒させるような素振りを見せない

いつもと違うタイミングや素振り、時間などは注意しましょう。

動画とかで、餌やおやつの隠し場所を見つけて、知らぬ間に漁っているのを見たことありますよね。

それだけ、猫ちゃんはママさんやパパさんの一挙手一投足を見ているのです!

時間の感覚も非常に明瞭で、ご飯を欲しがる時間帯は毎日同じだったりします。

また、猫ちゃんは非常に耳が良いので、ひょっとしたら我々の心音も聞こえているかもしれません。

緊張したときの鼓動の早さなども察知している可能性もあると、ワタシ個人は考えています。

気取られぬよう普段と同様に接して、声をかけつつお薬を飲ませていきましょう!

しつこくしない

ワタシも薬を飲ませる失敗が続いたときは、早く良くなってほしい気持ちや焦りでしつこく飲ませようとすることはありました。

幸い、我が家のニャンズは嫌なことがあっても時間が経つと甘えてくれるので、ホッとしています。

しかし、猫ちゃんの性格によってはパニックを起こしたり、ママさんやパパさんを避けるようになったりする子もいるのです

薬を飲ませるのに何回も失敗する場合は、トライする回数に限度を設けるのがおすすめ。

また、猫ちゃんが極端に嫌がる場合は、一旦諦めるのも必要です。

猫ちゃんには飲ませた後のケアを大切に

猫ちゃんには飲ませた後のケアを大切に

嫌がるのを我慢して、頑張った猫ちゃんには、ママさんパパさんの最大級の愛情が必要です!

お薬を飲めたら目一杯褒める・声をかける

お薬を頑張った猫ちゃんには「頑張ったね」「いい子だね」と声をかけて、猫ちゃんの好きな部位を撫でてあげましょう!

我が家のニャンズも、繰り返し褒めることで抵抗することが減り、上手にお薬を飲んでくれています。

また、猫ちゃんは場の空気などに敏感なので、「嬉しい・楽しい暖かい空気感」というのは感じていると思います。

褒める・声かけを繰り返せば、嫌がっていた猫ちゃんも「お薬を飲むと嬉しいことが起こる」と思ってくれるかもしれません

ご褒美をあげる

頑張ってお薬を飲んだら、ちゅ〜るなどのおやつをあげるのもおすすめですよ!

猫ちゃんにとって、一番嬉しいことは食べることですからね。

先述の「褒める・声かけ」とご褒美を併せて、お薬を飲んだ時の三種の神器と言ってもいいでしょう

薬を飲むということ自体ない方が望ましいですが、愛猫には健康でいつまでも一緒にいてくれるよう、最善を尽くして行きたいものですね!

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