猫、かわいいですね。ピンと尖った耳。アーモンドのような目。小さい鼻。ぷにぷにの肉球・・・。
私にとって猫はもういて当たり前の存在です。うちで飼っている猫たちは、黒猫あんこを除いて生後2カ月くらいから一緒に生活をしています。
初めて猫を迎えるときに、何を揃えておけばいいのか、人間にとってどんなものがあるといいのかなどなどをご紹介します。猫飼いさん初心者さんは、必見ですよ~。
もくじ
子猫は生後どれくらいまで?
子猫と言っても月齢もさまざまです。最初は膝に乗る程度だった子猫が12カ月で大人の猫になります。月齢によって食べるものや行動も変わってきます。猫と人間の歳のとり方のスピードは異なるのです。
0カ月~2カ月
人間での年齢:3歳くらいまで
食事はミルクです。この月齢の子猫を迎え入れるのは、初心者さんには難しいでしょう。通常はこの月齢の子猫は母乳のみで育ちます。なので、夜中にミルクをあげたり、急に体調が悪くなったりとかなり大変です。
都心に住んでいるせいか、生まれたばかりの子猫を拾うというシーンに出くわすことが今までなかったです。そのため、正直な話、0カ月から2カ月の子猫を無事に育てられるのかは私には自信がありません。
2カ月~6カ月
人間での年齢:10歳くらい
どの月齢、年齢の猫でもかわいいものではありますが、2カ月から6カ月までの子猫はさらに特別なかわいさだと個人的に思っています。2カ月だと離乳が終わるか終わらないかくらいの時期で、どんどん大きくなるので、記録として写真や動画を毎日撮っていても、撮り足りないくらいですね。
避妊や去勢手術も考えておく時期でもあります。もし子猫を飼おうと考えているのであれば、この時期の子猫が最も適しているのかなと思います。
6カ月~12カ月
人間での年齢:18歳くらい
体も成猫に近くなる時期です。乳歯だった歯も生え代わり、おおよそのことが自分でできるようになっているのが6カ月から12カ月の時期です。これぞ子猫!という時期は過ぎているので、病気にもかかりにくくなります。
これぞ子猫!の時期を過ぎていても初心者さん向けということであれば、この時期の子猫もおすすめです。ただし、好奇心は旺盛な時期でもあるので、お留守番などは気をつけないといけませんね。
子猫を迎えるために勉強しよう
猫を飼おうと考えている猫飼いさんは、まずは「猫」について勉強しましょう。ペットと言えど、ちゃんと意志もありますし、意外と猫は賢い動物なんです。子猫は特に好奇心旺盛な時期です。うっかりミスが大事になってしまうことも・・・。
今回の子猫の対象は初心者さん向けの2カ月くらいの猫ちゃんを迎え入れる準備をご紹介します。
子猫はよく食べよく遊ぶ
とにかく子猫はよく食べ、よく遊びます。世の中のすべてが真新しいもので、楽しいものとしてとらえているように見えます。また、ちょっと動くものには興味を示します。毛づくろいを自分で覚えます。人間の子どもと一緒で、ダメなものはダメと覚えることも必要な時期なのです。
ごはんの回数は多い
健康な猫ちゃんなら、1日4回くらいはごはんを欲しがります。ウェットフードでもドライフードでもおやつでも何でも食べさせてみることも必要です。不思議なことに、猫によっても好みのフードも分かれています。
トイレの回数も多い
子猫はごはんをモリモリ食べるだけあって、トイレの回数も多めです。おしっこが一日に3回~6回、うんちは1日に2回~4回くらいが平均なのだそうです。もちろん個体差や月齢によっても異なるので、毎日観察しておくのが重要です。
小さいものは置かない
子猫は好奇心のかたまりのようなものです。衣類の紐がちょっとでも揺れているだけでも大騒ぎになります。飲み込んでしまうことも考えられるので、子猫がいる部屋には誤飲につながる小さなものは置かないようにします。
お留守番は最低限
新しいおうちに来て、子猫だってストレスを感じています。子猫がおうちにやってきて2週間くらいは安心して生活できるかどうかを確認している時期でもあります。仕事で家を留守にすることもあると思いますが、お留守番は最低限の時間にとどめましょう。1週間くらいはできるだけお留守番なしにしてください。
動物病院を探そう
子猫を迎えるまでに、おうちの環境を整えることに目がいきがちになります。しかし、実はこれからお世話になる動物病院を探しておくことも必要です。
見つけておきたい動物病院
動物病院は人間の健康保険のようなシステムでの受診ではありません。もしペット保険に入って、受診時に保険適用をするなら(アニコムペット保険など)対象の動物病院であることが必要です。
子猫の時には急に病気にかかったり、ケガをしたりするリスクも高いので、動物病院は子猫を迎える前に見つけておくことをおすすめします。
かかりつけ動物病院
まずは主になる動物病院を見つけておきましょう。基本的にはかかりつけの動物病院で去勢・避妊手術やワクチン接種なども行うことになるので、実際に自分の目でみて、相性がいい病院を選ぶことが重要です。
サブポジションの動物病院
主となるかかりつけの病院も休診であることもあります。休診日がかかりつけの病院と重ならないようなサブポジションの動物病院も見つけておくと安心ですね。
緊急時の動物病院
これは子猫に限りませんが、年末年始やGWなど長期休暇のときにはかかりつけの病院もサブポジションの病院も休診になることもあります。また夜間に受診できる動物病院をなるべく近くで見つけておく方が安心できます。
良い動物病院の見分け方
動物病院の口コミなどをインターネットで調べておくのも重要ですが、動物病院に足を運んでみることも大切なことです。
サイト上では写真映りをよくするように撮影します。またサイトの情報が最新かどうかがわからないからです。
(1)外観を確認しよう
動物病院の外観を確認しましょう。サイトの設置があって、外観の写真があったとしても、実際に見てみるのが一番です。外観を整えておくような余裕がある病院なのかがわかります。
(2)内装はどんなかんじ?
期限が古い、色褪せたポスターなどが貼っていたりしませんか?受付の人の向こうに見える書類・カルテなどは整理されていますか?内装の雰囲気も確認しましょう。
(3)実際の診療時間をチェック
サイト上との診察時間が同じなのかをチェックしましょう。サイトの情報が古いままになっている可能性もありますよ。年末年始やGWなどの祝日の診療をどうしているのかも確認した方が良いでしょう。
(4)看護師さんや受付の人は明るい?
獣医さんと看護師さん、受付の人の人間関係が病院の雰囲気でもあったりします。獣医さんだけではなく、看護師さんや受付の人とのコミュニケーションは重要なヒントになることもあるのです。
(5)ワクチンや手術代を確認
動物病院は、人間のように指定された診療費で診てもらうわけではありません。自由診療なので、動物病院によって設定価格がまちまちです。平均価格くらいの受診料が安心でしょう。
(6)他に受診している人は?
他に受診している人がどんな雰囲気なのかを確認することでもわかることもあります。がらーんとしている動物病院はもしかしたら評判が良くないのかもしれませんね。
【3】金額の相場をチェックしておく
かかりつけの動物病院でもサブポジションの動物病院でも、平均の受診料と大きくかけ離れていないか受付の人に確認してみましょう。その回答の仕方や雰囲気などでも良し悪しを決める手がかりになりますよ。
子猫を初めて迎える人は、猫ちゃんがどんな環境だったら嬉しいかを中心に考えていくといいですね。自分のおうちに「命」を迎えるわけですから、その子が最期のときに幸せだったと思ってくれるような環境作りをしていきましょう。