【年齢別】社会人だけどどうしても声優になりたい人が考えるべきこと
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あまり数は多くないように思いますが社会人になってから声優になりたいと思ってしまう人もいます。
私からすればせっかく社会人になって安定したお給料をもらっているのになぜ声優になりたいのか不思議ではあるのですが、思っちゃったからには仕方ありません。

でも社会人になってから声優になりたいと思った場合に実際に声優になれるのかどうか不安になる人も多いようです。
今回は社会人で声優になりたい人に向けて、年齢別に攻略法をご紹介していきたいと思います。

1)社会人でも声優になれるのか?


最初に社会人でも声優になれるのかどうかお答えします。
ズバリ社会人でも声優になることは可能です。

【1】年齢によるところが大きい


しかし声優といってもピンからキリまであって、大手声優事務所の所属でなおかつ超売れっ子声優になるとなると話は違います。

大手声優事務所の所属になろうとすると、声優養成所に通うことになると思います。
その声優養成所が条件として年齢制限を設けている場合があるのです。

年齢制限を条件としている声優養成所では20代後半くらいに設定している場合が多いと思います。
最近では声優ブームに乗って「声優は何歳でもなれる」と条件として年齢制限を設定していないところもあるのでうまく利用するといいでしょう。

【2】目指す声優ジャンルによる


地上波のTVアニメの場合だと、ベテラン声優と新人声優の二極化が激しいです。
新人声優と言ってもだいたい20代前半から20代後半にかけてが多いです。

そこに30代前半の新人声優を起用するということはほとんどありません
社会人をやっていて年齢が高くなってしまった人は、目指す声優ジャンルをアニメから吹き替えやナレーションに変更することで、可能性は少し高くなるでしょう。

このように同じ社会人であっても「年齢」という壁で区切られていることがわかります。

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2)20代前半までの社会人で声優を目指す場合


今度は社会人の中でも20代前半までで声優を目指す場合について説明していきます。

【1】高卒の社会人なら年齢の問題なし


社会人の中でも、高卒で3年くらい社会人を経験しているのであれば年齢の問題はないと言えるでしょう。

高校卒業が18歳か19歳くらいですから、そこから3年であれば20代前半ということです。
親に反対されていたとしても、社会人になっていたことで預貯金があるという強みもあります。

【2】大卒社会人ならアイドル声優は困難


大卒で社会人を3年やっていたとなると、確かに金銭面では少し余裕があるかもしれません。しかしアイドル声優を目指すとなると年齢的な問題で困難です。

TVアニメに出演するだけが声優の仕事ではありませんから、少し広い視野をもってアニメ以外の吹き替えの仕事やナレーションの仕事にも目を向けてみましょう。

3)20代後半以降に社会人で声優を目指す場合


さらに年齢を重ねて社会人を長くやっていた20代後半以降になってくると情勢はかなり厳しくなってきます。

結局のところ声優としての需要があるかどうかが問題です。
「若さ」という武器がなくなった声優志望者は、その他に何かしらの武器を持っていないと声優としてはやって行くことはできないと思われます。

【1】アイドル声優はかなり無理がある


アイドル的な活動するような声優の場合は、正直20代後半以降に目指すのはほぼ無理だと言えます。

アイドル声優を求める視聴者に向けて売りだすわけですから、どうしても「若さ」の壁が立ちはだかるでしょう。

20代後半以降に星を目指すのであればアイドル声優は諦めた方が賢明です。

【2】目指す声優ジャンルを考える


吹き替えの声優はアニメの声優に比べると競争率が若干低くなる傾向にあります。
また年齢も20代前半以降でも需要はあります。

ナレーションをする声優はさらに年齢が高くなり、ギャラの面でも比較的安定しやすいので20代後半以降に社会人で声優を目指したい人にはおすすめです。

【3】フリーランス声優で「声の仕事」をする


声優事務所から見ても「若さ」という売り出しポイントがあるのは魅力的なことです。
社会人で人生の経験があったとしても「若さ」に勝つのは難しいことです。

だったらもう少しハードルを下げて、地上波のアニメに出るような声優ではなく、フリーランスで活動するような「声の仕事」をする声優を目指すのも一つの手段です。

フリーランスの声優と言っても、自分で仕事を見つけオーディションに合格して役を勝ち取る必要はあります。

演技の基礎やナレーションなどを学ぶために、年齢制限のない声優養成所に通ってみるのもオススメです。

4)社会人で声優を目指すときのポイント


社会人になって多少金銭面で余裕ができたとしても、声優という仕事はどうしても年齢の区切りがあることは否めません。

若ければ若いほどいいというわけでもないのですが、声優事務所が求める人材でない限りは、声優になることは難しいというのが現実です。

【1】声優はとにかく収入が不安定


これは社会人になったからというわけではありませんが、声優という仕事はとにかく収入が不安定です。

名が売れるということが声優の収入事情には大きく関係しています。
もちろんテレビアニメに出ているだけが声優ではありません。

吹き替えやナレーションで安定した仕事をこなしている声優もいるのも事実です。
ただ声優になったからといってずっと安定しているわけでもないのが怖いところ。

社会人から声優を目指すのであれば、生活のランクをかなり落とす必要があることも覚悟しておきましょう。

【2】正社員との両立は無理


社会人の場合、毎月決まったお給料がもらえ、場合によってはボーナスがもらえるような会社もあります。

でも正社員と事務所所属の声優を両立することは極めて困難です。
声優の仕事は早くて2、3日前くらいにオファーがきます。場合によっては当日にオファーがくることもあり得ます。

社会人をやっているのであれば、本業がその企業の会社員ということです。
当日の方が来て突然休むなんてことはできないのです。

今社会人でどうしても声優になりたいと考えている人は、社会人を辞めてバイト生活になってしまうことも覚悟する必要があります。

【3】声優として売れる人は少ない


声優養成所や声優専門学校に通っている人の中で、声優事務所に所属することができる人は30人に1人です。

さらにその中で売れる声優になるのは1000人に1人と言われています。

この部分に関しては、ある意味声優業界は公平です。
社会人であったとしても、障害を持っていたとしても、声優事務所の審査に合格しさえすれば声優になることはできます

しかし声優としてずっと生活して行くのであれば、個人的にはあまりおすすめしません。
それでもどうしても声優になりたいのであればまずはできるところからすぐに行動を起こすべきだと思います。

声優養成所に入ったとしてもみんな一斉にスタートというわけでもありません。
声優養成所の中には演技の経験者もいることもありますし、天才的にできる奴もいます。

声優という仕事は、会社員ではありません。
社会人を経験しているから有利になるわけでもありません。

でも人生は一度きりです。
声優の道に進まないことで後悔するのであれば覚悟を決めましょう。
今社会人をやっていて声優になりたいと思った人は、よくよく考えて人生設計をしていくべきだと私は考えます。

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