【声優になれる?】アラサーは声優ではなく声の仕事をする人になる!
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声優になりたいという人は私が声優を目指していた時から考えてもかなりの数がいます。 声優養成所に通っている人が30万人もいるというデータもあります。声優になりたい人の年齢層も上にも下にも広がってきています。

20代後半から、30代前半から声優になりたいと思い始める人も多いようです。今回はアラサーでも声優になれるのかご紹介していきたいと思います。

アラサーでも声優になれるのか?


アラサー(およそ28歳から32歳くらいまで)で声優になりたいと思った人は、実際には声優になれるのかどうか不安な人も多いと思います。

今回ご紹介する内容は私が知っている上だけの情報にはなります。実際に養成所に通った時にアラサーの割合がどれくらいいて、どれくらいが声優になれたのかを見ていきましょう。

地上波のアニメ声優はほぼ可能性ゼロ


「声優」という世間一般のイメージでは、地上波のテレビアニメに出ている声優さんだと思います。地上波のテレビアニメに出ている声優さんを目指すとなると、アラサーの年齢だと可能性としてはゼロに近い現状です。

男性も、女性に比べるとやや可能性は高くはなるとは思いますが、テレビアニメというくくりにすると、可能性はやはりゼロに近いのは否めません。アラサーの年齢で声優養成所に通い、1年から2年経過するとなると、スムーズにいってもデビューは三十歳ぐらいでしょう。

声優養成所に入るのが32歳ぐらいだとすると、実際のレビューとしては34歳くらいになってしまうということもあるということです。

声優業界は飽和状態


アラサーの人が、声優になりたいと思うきっかけは、やはりテレビアニメの影響が大きいのではないでしょうか。確かに、テレビアニメにもおばさんの役やおじいさんの役はあります。

しかしそのフィールドは既にデビュー済みのアラサーの声優さんで飽和している状況です。初心者がそこをはねのけて、その役を勝ち得ることはかなり難しい状況と言わざるを得ません。

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どこから「声優」と呼ぶのか?


テレビアニメの声優について説明してきましたが、そもそもどこからが「声優」と呼ぶのでしょうか。 そもそもテレビアニメに出ている声優だけが声優ではありません。声優の仕事は多岐にわたります。

一般的には声優事務所に所属している人


一般的には声優事務所に所属している人(預かりは除く)を「声優」と呼んでいます。 声優事務所には立場も様々で、養成所から選ばれた人が「預かり」と呼ばれます。その後正式に所属となります。一般的には正式に所属になった時点で「声優」として登録されます。

声の仕事だけで生活している人


ストイックなものの味方をする人の中には、「声優」とは声の仕事だけで生活している人のことを指すという人もいます。 声優事務所に所属している、日俳連に登録している声優の数が1万人くらいです。その中で声優の仕事だけで生活できている人は300人くらいです。

ただ声優という仕事は不安定な仕事でもあります。1度名前が売れて、有名になった人でも急激に仕事がなくなってしまうということもあるのです。

声の仕事だけで生活している人を「声優」と定義するとなると、声優の仕事だけで生活出来ている人300人のうち、年間何十名かは声優でなくなってしまうということですね。

今後はネットからTVへの進出もあり得る


テレビというメディアが衰退していることはご存知かと思います。社会の状況に合わせて、声優の仕事の数も幅も変わってきています。

「声優」をどこに線引きするかは、それぞれだとは思います。今後はネットでデビューする「声優」という定義もできてくるのではないでしょうか。

アラサーで声優になりたい人は考え方を変えよう


本題に戻ります。アラサーで声優になりたい人は可能性としてゼロに近いということはお話ししました。

それでも声優になりたいと思う人は、自分がやりたいジャンルであるかどうかという選択肢を捨てなければならないと私は思います。

20代後半アラサーさんは「吹き替え」や「ナレーション」


アラサーの中でも20代後半の人は「吹き替え」や「ナレーション」のジャンルを選ぶと少し可能性が上がると思われます。つまりテレビアニメの声優さんは捨てるということです。

吹き替えやナレーションのジャンルは、アニメの声優に比べると目指す人が少ないです。土俵を変えることによって、声優になれる可能性を少しでも上げる作戦です。吹き替えやナレーションのジャンルで成功することによってテレビアニメの声優として起用される可能性もあるからです。

30代前半アラサーさんは「ナレーション」


未経験30代前半のアラサーさんは、吹き替えの仕事も諦めた方がいいかもしれません。ナレーションであれば落ち着いた声が起用されることも多くあります。ナレーションはセリフのあるアニメや吹き替えと違い、 声優志望者の中でも若干不人気なジャンルです。

もちろん数々の声優養成所のレッスンを受けたツワモノもいますので、そこで戦っていかなければいけないのは苦しいところではあります。しかし本気で声優になりたいのであれば、努力することによって、可能性は高くなってくると思います。

諦められない人はネットでの仕事を狙う


吹き替えもナレーションも、声優事務所でのオーディションで残れなかった場合、それでも声の仕事をやりたい人もいます。また声優事務所には残れたものの、仕事が全く来ない場合(私がそうです)、ネットでの仕事を狙う方法があります。


ランサーズやクラウドワークスなど、自宅での録音環境があれば、声の仕事も請け負うことができるのです。ただその場合でも、応募する場合にはオーディションには違いありません。クライアントが求めている声が、演技が、自分ができるかどうかがポイントになります。

なるべく多くの仕事を勝ち得るために、声優養成所に通って、演技の基礎を固めておくことをお勧めします。


正直な話、未経験アラサーで、声優になるというのはかなり難しい話です。声優事務所は、稼げる声優を求めているのです。何か特別な理由がない限りは、考え方を変えて声のお仕事を請け負う人になりましょう。

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