【声優はずっと勝負!】声優はオーディションで勝ち続けることが必要
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声優になりたい人、声優になってからも、「声優」という職業にはオーディションがつきまといます。まず声優になるのにオーディションを受け、勝ち上がって行かねばなりません。無事声優になっても、仕事を得るためのオーディションに合格する必要があります。

声優という職業にどんなオーディションがあるのかご紹介していきましょう。

声優はオーディションですべてが決まる


声優という職業は、超絶売れっ子でない限りずっとオーディションに勝ち続けなければなりません。もちろんある程度売れている声優さんであっても、オーディションを受けている人も沢山いるのです。

声優養成所の入所オーディション


声優になりたい人が一番最初に受けるのが声優養成所の入所オーディションです。この入所オーディションは、文字通りその声優養成所に入るためのオーディションです。

声優事務所への所属オーディション


声優養成所に入れても、早ければ半年、遅くて2年後には声優事務所に所属するためのオーディションがあります。この声優事務所への所属オーディションに合格すると、声優事務所に入れる=声優と呼ばれるようになります。声優事務所への所属オーディションに不合格だった場合は、声優事務所には入れないということです。

その後は、別の声優養成所に通うか、声優になることを諦めるかを選択することになります。

声優としてのオーディション


声優事務所に所属になり、晴れて声優になれたとしてもオーディションは続きます。アニメでも吹き替えでもナレーションでも。全部が全部ではないですが、配役をするためのオーディションを受けることになります。

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声優養成所のオーディションの内容は?


声優になりたいと思ったら、王道としては声優養成所に入ることになります。このブログでは声優専門学校はおすすめしていないのでご了承くださいね。

気になる声優養成所のオーディションの内容ですが、声優養成所によってさまざまです。

書類審査


書類審査と言っても履歴書だったり、芸歴書だったりします。 声優養成所によってフォーマットが決まっている場合が多いですね。経験者のみを対象としている声優養成所の場合は芸歴書であることが多いです。

さらに多くの場合は、写真付きのものを求められます。顔写真とバストアップの写真の事が多いです。

面接テスト


面接テストは、次にご紹介する実技テストと同時に行われることもあります。「なぜ声優になりたいのか?」「どんな声優になりたいのか?」などが聞かれることが多いでしょう。この答えに正解はありません

実技テスト


ほとんどの声優養成所での入所オーディションで行われるのが実技テストです。 滑舌やアクセントをみるテスト、短いセリフ、朗読などが実技の課題になることが多いです。実際、声優にすぐなれるレベルの人はかなり少ないです。しかしそういった人は飛び級のような状態で上級クラスに入れたり特待生として迎えられたりすることもあります。

私は今までにそういう人を声優養成所のオーディションで見たことはないので、かなり可能性としては低いということでしょう。(私が会っていないだけの可能性もありますが)

声優養成所の入所オーディションの場合は演技力の高さというよりは、今後の成長への期待が持てるかどうかが審査されているのではないかと思います。例えばアクセントが違った場合に指摘されてすぐに修正できるかどうかを見られているということですね。

声優事務所への所属オーディションの内容は?


俳協ボイスに通った私は、悔しいことに声優事務所俳協へは残れませんでした。東京校だけでなく大阪校もあり、俳協ボイスは当時1期あたり400人以上の養成所生がいたと記憶しています。そのうち声優事務所俳協に残れるのは数名です。残れる人がゼロという年もあるくらいです。

面接テスト


声優事務所が運営している声優養成所なら、面接テストは実技テストと同時に行うことが多いですね。もしくは、面接はナシのところも多いでしょう。レッスンの間にも、講師からある程度の情報は伝わっていることが多く、改まって面接をすることは少ないです。

実技テスト


ほとんどの声優養成所が、自分で考えた課題をレッスン同様に見せる(聞かせる)ことが実技テストとなります。実際に俳協ボイスとE-sprinGの声優養成所に通いましたが、どちらの声優養成所も「ボイスサンプル」として審査をしてもらうイメージでのオーディションでした。

他の声優養成所だと内容が違うこともあると思いますが、声優養成所の入所オーディションに比べると持ち時間も短く、1人あたり10分はないと思います。先ほども書きましたが、すでにレッスン中の様子や演技力はある程度講師から情報が伝わっています。そのため、声優養成所の所属を決めるオーディションは、ある程度結果は絞られている可能性もあるということですね。

2次審査や3次審査まであることも


俳協ボイスでは、400名の同期のなかから80名ほどの合格者を決めます。さらにその後2次審査を行い、数名にしぼり込むオーディションです。(私のときは、という注釈をつけておきます)

声優養成所によっては、在籍している養成所生が多い場合、1次審査、2次審査・・・と少しずつしぼり込みを行う学校もあるでしょう。

声優としてのオーディションの内容は?


やっと声優として声優事務所の所属になれた!と思っても、まだまだオーディションは続きます。新人声優として声優事務所に所属したら、次は役を勝ち取るオーディションで合格しなければなりません
一般公募も含めてのオーディションを受けることもありますし、すでにある程度の人数の声優しか呼ばれないオーディションもあります。

ボイスサンプルでのオーディション


声優事務所の公式サイトを見てみると、ボイスサンプルをそれぞれの声優さんが公開していますね。セリフやナレーションなど、自分の得意としているジャンルでのボイスサンプルを作成してサイトに掲載しています。

クライアントは、声優事務所のボイスサンプルを聞いて、役のイメージとぴったりだということで仕事のオファーをする方法です。声優事務所に所属しているだけで、常にオーディションに参加しているということでもありますよ。

ただ、地上波のアニメなど、大きな仕事の場合は依頼する声優事務所がある程度決まっていることもあります。大手声優事務所の場合は業界内でも信頼と実績があるからです。しかし小さい声優事務所の場合は、ボイスサンプルすら聞いてもらえないということなのです。

ゲームアプリなどの声優オーディションの場合、原稿やキャラクター設定を課題として渡されることもあります。希望制でオーディションを受けるかどうかを決めて原稿に沿ってボイスサンプルを作成して送り、オーディションに合格すれば配役が決まるということですね。

現場でのオーディション


ゲームの声優オーディションの場合、一般公募を行うこともあります。そのため、収録環境がないということを想定して、スタジオで収録してのオーディションを行うこともあるようです。(私は参加したことはないです)

原稿やキャラクター設定をあらかじめ渡されます。収録する現場に実際に行って、ボイスサンプルを収録します。

声優事務所にオーディションの情報がくる


声優事務所の規模でオーディションの情報はまったく違います。大手声優事務所には、業界でのコネクションもあるため、マネージャーさんにオーディション情報がきます。声優事務所内でマネージャーさんが心当たりを何名かピックアップして、オーディションを受けるよう設定します。

もちろん小さい声優事務所でもマネージャさんを通してオーディションの話がまわることもあります。その際、まったく関連のないジャンルだとその時点でオーディションの話は来ないということもあるのです。

マネージャーさんは、所属している声優のことはすべて把握しています。その声優さんがどのようなジャンルが得意なのかとかどのジャンルをやってみたいとか、声優さんとコミュニケーションをとる中で見ているのですね。なので、声優事務所に所属できたら、マネージャーさんとはコミュニケーションをしっかりとることも大事なことなんですよ。

指名されてのオーディションも


映画の吹き替えなどの仕事は、小さい声優事務所になかなか話はまわってきません。映画の吹き替え声優の場合、FIX制度という海外の俳優さん専属の声優になることがあります。この場合は、オーディションはありません。そのため大きな役に決まる吹き替えの声優さんは、オーディションを受けることは少ないです。

また、アニメであっても「こんな声の声優さんが欲しい」「ギャラはこれくらいで」ということだと、事務所の中の声優でオーディションを受ける人を決めて指名します。指名された声優さんは、他の事務所の声優さんとオーディションを受け、役が決まるケースもあります。


数々の声優としてのオーディションを潜り抜けて、生活できるようになっても、いつ仕事がなくなるかはわかりません。現場でやらかした小さなミスだけでも、しばらく仕事が来なくなることもあるのが声優業界のこわいところ。

それでも、受けられるオーディションをひたすら受け続け、たくさんの声優の中で、役をずっと勝ち取り続けた人だけが声優として売れている人たちなのです。

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