【遠回りかも?】声優の私が声優専門学校がおすすめできないワケ
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声優になるために学校に行く人は多いです。中には劇団に入っている人が声優になるケースも見られますが、ほとんどが声優養成所か声優専門学校に行くでしょう。インターネットの評判を見ると、声優養成所よりも声優専門学校に行くのはやばいという情報があります。

声優専門学校がおすすめできないワケ


声優専門学校も声優養成所と同じように声優を育成する学校には違いないのです。なぜ声優専門学校がオススメできないのか説明していきましょう。

学校の良し悪しは輩出率に尽きる


声優養成所、声優専門学校。たくさんの学校がありすぎて、どんな学校がいいのかとても迷います。声優志望者からも、「どの学校がいいですか」という質問をよく受けますが、声優の学校の良し悪しは「輩出率」が全てです。

ここで間違えてはいけないのが、輩出数ではなく「輩出率」ということです。その学校に通っている人が何人いて、何人が声優になれたのかを計算する必要があります。声優専門学校は、受け皿が広いという一見メリットに見える特徴がありますが、輩出率の面で見ると母数が大きいいことがわかりますね。

年間何人のプロの声優を輩出しているでしょうか。ほとんどの声優専門学校が、卒業生の進路を後悔しています。その声優専門学校にどれくらいの人数が通っているのかを確認し、おおよその輩出率を計算してみましょう。

声優の専門学校よりも声優養成所の方が輩出率が全体的に高い傾向にあります。

設備が充実している


声優専門学校では、マイクワークと呼ばれるマイクの前での実習ができる設備があります。つまりスタジオです。スタジオには当然マイクがあります。また防音設備も整っていなくてはなりません。

その設備を作る費用はどこから出ているかと言うと、それは声優専門学校に通っている人の学費ということになります。

簡単に言うと、学費が高いからこそ設備が作れるということです。ただしこの設備を使っての実習だけでは、声優になるための勉強は不十分です。マイクワークの実習は非常に魅力的ではあります。楽しい実習になることは間違いありません。

それでも声優の演技力はマイク前の技術だけで成り立っているわけではありません。演技力がしっかりと磨かれてなければ、声優になることはできないのです。

声優養成所の輩出率が総じて高く、声優専門学校が比較すると低いのは、演技力を磨くレッスンができていないからだと私は考えています。

途中でやめても学費は払い続ける


声優専門学校の学費は非常に高い傾向にあります。調べてみればすぐにわかりますが年間で100万円を下回ることはないでしょう。そのため多くの声優専門学校ではその高額な学費を支払うために、学資ローンや新聞奨学生の制度を取り入れています。

学資ローンや新聞奨学生は、いわば借金です。声優の専門学校を途中で辞めてしまったとしても高額な学費を払い続けなければなりません。

声優養成所の予備校?


声優専門学校の全体の数が多いということは、声優事務所に進める人以外の人は声優養成所の入所オーディションを受けて、声優養成所に進む人が多いです。声優になることをあきらめる人もいます。 声優専門学校に通う人は、比較的年齢も低めです。

年齢が低いゆえに諦められず次の声優養成所に入手するためのオーディション受ける人もかなりいます。そのため業界では声優専門学校は、声優養成所の予備校と言われてしまうのです。

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声優専門学校卒業の有名声優


ここで声優専門学校卒業の有名声優さんを紹介します。 声優専門学校に進もうと考えている人は、それぞれの経歴を見て検討してくださいね。

【1】柿原徹也

柿原徹也さんはなんとドイツ生まれの声優さん。 ドイツで子供達が言うことを聞かなかった時、アニメキャラクターの声真似をしたところ、いうことを聞いてくれるようになったということがきっかけになったようです。出身の声優専門学校は アミューズメントメディア総合学院です。

【2】田村ゆかり

幼少期にはアイドルに憧れていた田村ゆかりさん。 きっかけは国語の教科書の朗読で先生に褒められたことだそうです。 アイドルの養成所にも通っていたようで、その後は福岡にある代々木アニメーション学院に進みます。 同時に社会人としても仕事をしていましたが、デビューできなかったため上京して、 日本ナレーション演技研究所に入所しました。 その後はアーツビジョン所属となっています。

【3】水樹奈々

ミュージシャンの活動もされている水樹奈々さんは、現在シグマセブンに所属しています。 幼少期からピアノやエレクトーンなど音感が鍛えられていたそうです。 代々木アニメーション学院出身で堀越高等学校芸能活動コースを卒業しています。

【4】鈴村健一

鈴村健一さんはインテンション代表取締役もつとめています。 奥様は声優の坂本真綾さんで、声優同士のご夫婦としても有名です。代々木アニメーション学院、日本ナレーション演技研究所に通っていました。元はアーツビジョン所属でしたが独立しています。

【5】檜山修之

現在アーツビジョン所属の檜山修之さんは、 「自分の好きなことで生活をしていきたい」という信念のもと、 新聞奨学生になり東京アナウンス学院に入学しました。日本ナレーション演技研究所に通って声優デビューしています。

【6】 保志総一朗

東京アナウンス学院、日本ナレーション演技研究所出身の保志総一朗さん。 日本ナレーション演技研究所では特待生での入所だったそうです。 声優活動の他にもプロデューサーとしての活動もされているようです。

注目していただきたいのは、かなりの確率で声優専門学校卒業の後、声優養成所に通っているという点です。声優専門学校卒業をなかなかストレートで声優になるというのは困難だというのが分かります。

もちろんストレートにデビューできている人もいますので一概には言えません。声優専門学校にどうしても通うのであれば、できるだけ声優の輩出率が高い学校を選ぶようにしましょう。

入所オーディションがないからは間違い


声優になりたい人の相談を受ける時に、「声優養成所には入所オーディションがあるので不安です」という内容があります。声優専門学校には入学オーディションはありません。言い方は良くないですが、声優専門学校高額な学費を得るために、入学オーディションがないという考え方もできます。

声優になるなら勝ち上がらなくてはならない


声優になりたい人が声優養成所に入所できるのかどうか不安な気持ちは分かります。でも、「不安だから」入所オーディションのない声優専門学校に入学するというのはちょっと違うかなと思います。
声優になってその後声の仕事で生活をしたいのであれば、その道は勝負の連続です。

本当に声優になりたいのか?


そもそも本当に声優になりたいのであれば、入所オーディションくらい突破できなければ、声優になれるはずがありません。技術面ではなく、精神面でのお話です。声優になりたいのであれば、積極的、前のめりな姿勢が重要なのです。ファッションで声優志望者と言いたいのなら止めはしませんが・・・。

お金がないならなおさら声優養成所へ


学資ローンや新聞奨学生など学費の援助のようなシステムを導入しているのが声優専門学校です。しかしそのシステムは形を変えた借金とも言えます。声優養成所でも分割にして支払える学校もあります。声優専門学校に比べ、声優養成所の方が授業料は格段に安いです。お金がないならなおさら声優養成所に行くことをお勧めします。

声優は喰われるわれるな喰ってやれ!


私自身声優専門学校に行っていません。体験入学には行きましたが、声優専門学校生と声優養成所生には大きな違いがありました。声優養成所生はガツガツしています。貪欲なのです。声優養成所では足の引っ張り合いなどくだらないことをしている人もいます。しかしほとんどは同期をライバルとして切磋琢磨しているのが現状です。

精神的な面で同期に喰われてはいけません。反対に自分が喰ってやる!という勢いで進む人の方が多いのが声優養成所です。

そんなわけで、私は声優専門学校よりも声優養成所おすすめします。声優の業界で度々論争になりますが、色々な情報を得て、自分に合った学校選びをしてください。

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