人生は一度きり!声優になるのに大学まで行った方がいいわけは?
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声優になるのに大学生からじゃ遅いでしょうかという質問をよくいただきます。
私自身は大学卒業後から声優養成所に通い始めましたので、大学生から声優養成所に通い始めるのは決して遅くはないと思っています。

ただし、 アイドル的な活動をする声優になりたいのなら大学生からでは遅い可能性があります。それでも演技をずっと続けていきたいのであれば、私は大学卒業しておくことをおすすめしています。

1)声優になるのに大学を出ていないとダメ?


最初に声優になるのに大学は卒業しておくべきなのかについて説明していきます。

【1】ダメではないが出ていた方がいい


声優という仕事は、役者であることから年齢制限があるわけでもありません。また学歴が必要な職業でもありません。

それでも私は声優になるのであれば、大学は卒業しておいた方が良いと考えています。
大学を卒業することは声優になるために絶対的な条件ではありませんが、出ていた方がいいと思っています。

【2】最低でも高校は卒業後から


声優として声の仕事を続けていく上で、重要なことは台本を読み込む力「解釈力」が必要です。もちろんそれ以外にも重要なことはたくさんありますが、解釈をすることができないと声優としての仕事は成り立ちませんし、声優になることすら難しいでしょう。

ほとんどの声優養成所が「高校卒業かその学力がある者」という入所条件を設定しています。

それはなぜか。

最低でも声優には高校卒業できる程度の学力が必要だからです。

【3】声優になれないときにどうするか考える


声優になれる人はごく一部で、さらに声優として売れる人はごくごく一部です。

多くの人が、声優を目指し、声優養成所や声優専門学校に希望を持って入ります。
でもその養成機関の中で現実を知り辞めていく人もたくさんいます。

当然声優養成所や声優専門学校の養成期間を過ぎても、声優事務所に所属することすらできず声優の道を諦める人も多いのです。

今では私が大学を卒業する時に比べれば、就職難とは言えないかもしれません。
しかし、新型肺炎の影響でこれから大きな恐慌が起きるかもしれません。
(これを書いているのは2020年4月です)

将来的にどうなっていくのか確実なことは誰にも分かりません。
声優という仕事も場合によってはなくなる可能性だってあるのです。

その時生きてくるのは、学歴だったりします。
もちろん年齢が重なり、35歳も超えたりすると、学歴はあまり関係なくなってきます。
今度は職歴を問われることにもなります。

【4】声優の道を諦めるのは30歳が多い


声優事務所に現在所属している人も、声優養成所や声優専門学校に通った人もほとんどの人が声優の道を去って行きます。

現実の世界は、キラキラしたものではありません。

おおよその人が30歳くらいを目処に声優の道を諦める人が多いのです。
そんな時に、大学卒業をしていることで有利になるような職業もたくさんあります。
だから私は大学まで進んで、大学を卒業しておくことをおすすめしています。

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2)声優になるのに国立大学をおすすめするわけ

大学と言っても、私の意見としては国立大学をおすすめします。数ある大学の中で国立大学を強くおすすめするのには理由があります。

【1】私立大学はとにかく学費が高い


大学ならどこでもいいかと言うとそうではないのが現実の社会です。
言い方は悪いですが、お金をある程度支払えば通えるような学力の低い大学に行くのはもったいないと考えています。

私立大学はとにかく学費が高いです。保護者の協力は欠かすことができません。
今の保護者の年齢は、私よりも少し上くらいか同じくらいじゃないかと思います。

共働きであっても、子供の大学の費用まで全額負担できる家庭は多くはありません。
そのため私立大学に通うとなると、奨学金を取る必要が出てくる人が多いと思います。

大学卒業後から声優養成所に通うにしても、保護者がその費用を負担してくれるとは考えられません。また、奨学金の返済も必要になります。

【2】国立大学へはかなりの学力が必要


国立大学の学費は、私立大学の半分以下です。
声優になるためにある程度の学力が必要だということもポイントです。

国立大学を突破できるくらいの学力があるのであれば、声優になるために必要な学力はあると考えてもいいでしょう。

ただ、東大や京大に行けるくらいの学力はなくても大丈夫かなとは個人的には思います。
もちろん東大や京大に入れるくらいの学力があるのであれば、申し分ないのは確かです。
声優としても東大出身ということでブランドにもなりやすいというポイントもありますが。

【3】国立大学なら保護者を説得しやすい


国立大学おすすめするのは、保護者を説得しやすいというメリットもあるからです。
保護者としては、学費の負担と子供の将来を考えて、声優になることを反対することがほとんどです。

多くあるパターンとしては

  • 大学を卒業してからなら自由にしていい
  • 声優養成所の費用は自分で負担する

ということかと思います。私自身も、自分の親を説得するのには大学に進むのがベストだと思ったのです。

中学や高校の時に声優になりたいと思っても、どうしても保護者の協力は不可欠です。
保護者側から見ると、声優のような水商売に進むのは避けて欲しいと考えるのが普通です。

ここで国立大学に入るとなれば、保護者としても少し反対の度合いが低くなる可能性が高いのです。

3)大学?声優?自分の人生を設計する


声優になりたいと夢を持つことは否定はしません。
それでも声優になれる人は実際にはごくわずかで、声優を諦めて行く人の方が多いのが現実なんです。

自分自身の人生設計をしっかりしないと声優になることはできません。

【1】声優になるだけじゃ生活できない


よく声優になりたい、キラキラした世界で活躍したいという夢を持っている人がいます。
Twitter で「声優志望」のアカウントを検索すれば、いくらでも声優志望が見つかります。

でも果たしてその人たちは声優になってどうするかを考えているでしょうか。

声優になるだけでは生活することはできません。
そんな時に、大学卒業の学歴があれば生活することができることだってあるのです。

【2】ずっと貧乏でも続けていけるのか?


前に私が貧乏すぎて声優養成所時代にうどんを打った話を書きました。
あなたはそんな生活がずっと続いたとしても、声優を続けていく覚悟はありますか?

現在でも声優養成所に所属しながら、バイトを続けながら生活している声優もたくさんいます。
声優になれたとしても、ずっとずっと貧乏が続くことだって多いにあるのです。

【3】声優としての人生を選ぶのは自分だけ


たとえ保護者に反対されたとしても、声優になることを諦められないのであれば声優の道に進んだ方が自分が後悔しないんじゃないかと私は思います。

時間や費用がかかっても「自分自身でなんとかできる」状態にしておくことが、回り道かもしれませんが声優になるための道でもあるのです。

大学に行くことが時間の無駄だという人もいるかもしれません。
中には声優になりたいのに保険を作っておくなんて、時間とお金を無駄にしているという人もいるでしょう。

でも声優という業界は「声優になりたい」と言う気持ちだけでなれるものではありません。

自分の人生は自分で進むものです。
自分で情報を集め、自分で判断をし、自分で選び取っていくものです。

誰かにおすすめされたとか、誰かがこう言ったからという理由だけで自分の人生を選択していくのは危険なことです。

声優になれるのかなれないのか、それは今の時点では誰にも分かりません。
それでも自分で人生を決めていくのです。

これから先声優という職業がどうなっていくのかは私にも分かりません。
私が声優を目指した時代から時間もかなり経っています。

学歴社会ではないと思いたいところではありますが、ある程度学歴で見られてしまう社会でもあるのは事実です。

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