【上京は計画的に】声優志望者が今すぐ上京した方がいいワケ教えます
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地方に住んでいる声優志望者のみなさん、悲報です。声優になるなら、なるべく早く上京した方が声優になれる可能性が高くなります。

地方在住の声優志望者はショックですね・・・。
「いや声優養成所なら、地方にもあるでしょ!?」と思ったアナタ、今回は声優志望者がなるべく早く上京した方がいいワケをお伝えします。今地方に住んでいる声優志望者は必見ですよ。

声優志望者はなるべく早く上京しよう


いろいろなサイトを見ても、声優志望者はなるべく早く上京した方がいいとよく書かれています。私自身、福岡県の出身です。22歳のときに上京し、声優養成所に通い始めました。実際に声優養成所に通ってみて、なるほどなあと感じたこともあります。

声優の仕事は東京にあり


まず声優の仕事はどこでするのか?答えは「スタジオ」です。どこにあるスタジオでしょうか。答えは「東京」のスタジオです。多くのTVアニメや吹き替えは90%以上が東京にあるスタジオで収録します。

制作会社の都合上稀に大阪のスタジオである場合もあります。でも、よくTVで見る有名アニメのクレジットを見てみましょう。「青二プロダクション」「81プロデュース」「俳協」などなど、大手声優事務所の名前がズラリですね。

出演している声優さんの声優事務所は大手であることがほとんどです。例外は一部あるものの、基本的に声優の仕事は東京でするものと思ってください。

声優の仕事は標準語でするもの


声優の仕事は、台本を言葉で表現することです。そしてそれは日本語の中でも標準語と呼ばれているものです。「標準語」という言葉自体が「方言ではない」という意味で差別的だと言われることもあるようですが、その議論は今回は横においておきます。

いわゆる「標準語」とは放送業界で使われている日本語で、日本で「誰でも」通じる言語のことです。この「誰でも」ということがポイントです。標準語の反対に位置するものとして「方言」があります。

鹿児島の古い方言だと東京の人は分からない言葉がたくさんあります。同じ九州出身の私でもわからない言葉もあるくらいです。放送業界では、日本の「誰でも」分かるように決めた言葉が「標準語」とされています。

声優の仕事も放送業界です。そのため、声優養成所に入ると最初に教わるのが標準語です。地方の方言や訛りがキツイ人はかなり苦労します。そして、地方の声優養成所に入ってもその方言や訛りを修正することがかなり困難なのです。

英語を喋れるようになるには、留学するのが一番早いとよく言われます。標準語も同じです。生まれ育った土地の言語と標準語は別の言語だと思ってください。私も声優の勉強を始めた頃は、私が喋るアクセントは標準語に近いと自負していました。

が!

どうやらそれが間違いだということに声優養成所の1学期で気づきました。今は自然に標準語アクセントで会話できるので、演技するときにも違和感はありません。

地方の声優養成所だと、レッスン中や声優志望者同士での会話中は標準語に修正しようという意識があります。しかし養成所を1歩出て自宅に帰れば、家族と方言での会話をします。友人も声優志望者でなければ、訛りがあると思います。

その土地に住んでいる人は、方言や訛りがあることが自然なのです。上京することによって標準語の習得のスピードが速くなるということです。

声優養成所には差がある


声優養成所は主要都市(大阪、名古屋、福岡、札幌など)に分校を設置していることがありますね。一概に悪い!とは言い切れませんが、どうしても東京の声優養成所のレベルに比較すると劣る部分があります。

例えば講師の質です。大手声優養成所では有名な声優さんが講師を務めていることも多々あります。しかし地方分校にその講師がレッスンをする機会はどうしても東京に比べて少なくなりますね。

やはり有名だったり、業界で長く声優をやっていたりする人から教わることは、新鮮な情報を得ることにもつながります。声優は敏感に時代の流れも掴むスキルも必要です。ダンスのレッスンやボーカルレッスンでも、講師の技量も東京の方が勝っているのです。

声優事務所への所属数


声優志望者が早く上京した方がいい理由としては、上記で説明してきた内容を総合するとわかりますね。東京の声優養成所に通う人の方がレベルアップが早いのです。

結果として同じ声優養成所の中でも分校に通った人よりも、東京の養成所に通った人の方が声優事務所への所属数が多くなります。

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声優志望者はいつ上京するのがベスト?


なんだか急いで上京しなくてはいけない気がしてきますね。しかし声優養成所に通うときには、費用面も気になるでしょう。声優志望者が上京するのはいつがベストなのか解説していきます。

上京に関しては親の理解も必要です。親が反対している場合には費用面でかなり苦労します。親をなんとか説得できるように普段からの努力も大切ですよ。声優になりたい人が上京するタイミングを挙げていきますが、1から3のうち下に進むほど親の理解得られやすいですよ。

高校から上京

難易度評価

親の理解度:

上京しやすさ:

高校で上京して声優養成所に通う人もいます。このケースは、もともと東京近郊に実家がある人は超有利ですね。私からしても羨ましい限りです。
声優になることに対して親に理解があり、費用面も負担してくれるのなら、地方から上京できるので問題ないでしょう。これに関しては、実家が裕福で、東京での一人暮らしを許してくれる、さらに高校も東京の学校に通えるという超絶ラッキーな人だけですね。

進学先が東京の有名私立高校ならば親の理解は得やすいでしょう。しかし、有名私立高校に通い、さらに声優養成所となると、通う時間が取れない可能性はあります。

大学から上京

難易度評価

親の理解度:

上京しやすさ:

大学生ともなれば、比較的自由な時間も増えます。そのため、週1日~週2日の声優養成所にも同時に通うこともしやすいでしょう。アルバイトをしたりすることも可能です。ポイントは東京の大学に通うことです。

東京の大学に進学することで同時に上京することになるため、その後声優の道に進むこともスムーズです。在学中に声優養成所に通うことが難しい場合には、在学中にアルバイトで費用を貯めておくこともできます。大学卒業後に声優養成所に通うことも可能ですね。

高校で上京すること比較すると、大学進学で親の理解を得やすくなっているのがメリットです。ただし私立大学の場合進学するだけでも費用が大きくかかります。高校くらいから両親と大学進学について話し合っておくと良いですね。

また大学で奨学金をとるかとらないかでも事情が変わります。奨学金で大学に通うとなると、卒業後は就職する必要があることが多いです。奨学金は返済するものだからです。声優としていきなりギャラを多くもらえるわけでもありませんので、返済によって声優の勉強が続けられない可能性も高くなります。

大学卒業後に上京

難易度評価

親の理解度:

上京しやすさ:

私の場合は、家庭の事情から九州圏内の大学しか進学することができなかったため、大学卒業後に上京しました。大学卒業した後は、自由にしてもいいという了解を親にももらっていいたため、就職活動もせず、そのまま上京しました。

大学まで進学していれば、親の理解も得られることが多くあります。ただし、上京費用までは親が負担するとは限りません。大学在学中に費用を貯めておくこともポイントですよ。また、大学卒業後となるとストレートで卒業しても22歳、23歳になっています。

声優のジャンルの中でもアニメに進みたいなら、若干不利になる人もいます。しかしその分は経験で補いましょう。
上京する前にボイトレに通うこともできると思います。またダンスを習ったり、ボーカルレッスンなど在学中に声優になるための下準備をしておくのもおすすめです。


人生自由にしてもいいと了解が得やすいのは大学卒業後ですが、年齢的な問題が出てきます。総合すると、可能なら東京の大学に進学し、奨学金をとらずに在学中に声優養成所に通うのがベストだと思われます。

もちろん理想論の話なので家庭環境にも左右されます。どのタイミングで上京し、どのタイミングで声優の勉強を始めるのかは予め計画を立てましょう。そして、声優になるためにストイックに努力していくことも重要ですよ。

上京するまでの準備


トップクラスの声優になるためには上京は必須だと覚えておきましょう。上京するときに注意しておきたいポイントや上京までの準備を解説します。

声優養成所を決める


今中学生でも高校生でも大学生でも同じです。まずは行きたい声優養成所を決めましょう。声優養成所を決めるには、自分がどのジャンルに行きたいのかはっきりさせておきます。よく、マルチ声優になりたいという人がいますが、それはおすすめできません。

声優事務所にも仕事の得手不得手があるからです。結果的にマルチ声優として活躍できることが理想です。さらにそのジャンルの中で最もそのジャンルの声優を輩出している声優養成所を探します。

声優養成所は併願しよう!


行きたい声優養成所は2,3校選んでおきましょう。それぞれの声優養成所の資料請求をして、費用やレッスン内容などを確認しましょう。可能ならば、体験レッスンにも参加します。行きたい声優養成所の体験レッスンに行くと分かるのですが、雰囲気も自分に合うのかをチェックします。

声優養成所は1校だけに絞る必要はありません。2,3校併願して受験するのがおすすめです。全部の声優養成所に合格できたらどこにするのか改めて決めると良いです。そのため受験時期もしっかり調べておくことも重要です。

住まいを決める


上京後、そこで何年も生活するわけですから、住まいも決めなくてはなりません。できれば、声優養成所に行くのにスムーズに行ける場所が理想です。東京には何本も鉄道が通っていますから、例えば乗り換えが4回になるとウンザリしちゃいます。

一人暮らしで東京に住むなら、東京の西側がおすすめです。もちろん声優養成所の場所にもよりますが、JRの駅周辺は家賃相場が高いです。東京の中では、新宿直結の私鉄も家賃高めです。東京の西側の私鉄沿線「西武線池袋線」「西武新宿線」「東武東上線」は家賃も安く人気がありますね。

アルバイトをする場所


地方在住の場合感覚的に仕事に行くのに1時間かけることは少ないでしょう。東京だと1時間、2時間かけて満員電車に揺られ、職場に向かう人はたくさんいるものです。しかし、満員電車での通勤はかなり疲れます。毎日のこととなればなおさらですね。

アルバイトをする場所もよく考えておきましょう。
例えば同じ鉄道沿線で、自宅→声優養成所→バイト先となるようにすると通勤費がバイト先から出ることもあるため交通費が節約できますよ。


声優になるのであれば、遅かれ早かれ上京はしなくてはなりません。親の理解や費用の面、上京するタイミングは個々に違います。しかし、いつ上京していつ声優養成所に通うかを逆算して計画的に考えておくことで、今何をすればいいのか見えてきます。

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