声優になりたい人は絶対購入しよう!効果的なアクセント辞典の使い方
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声優として現場、つまりスタジオ収録の時に使うグッズはいろいろあります。
新人声優の場合にはこれからご紹介するグッズを持っていている人が多いのではないでしょうか。

今回は声優が使うグッズ「アクセント辞典」について細かく解説していきます。
いざアクセント辞典を買ったはいいものの、どうやって使うのかがわからないという人もいます。

アクセント辞典の使い方を覚えて、声優になるためのベースを作っていきましょう。

1)声優が使うグッズにはどんなものがあるの?


声優がスタジオで使うグッズは人によっても異なります。 私がよく収録現場に持って行っていたグッズがどんなものなのかご紹介していきます。

【1】声優が現場に持っていくグッズ5つ


声優として現場で使うものは当然台本なのですが、声優の仕事をサポートするためにその人なりの必要なグッズも持って行きます。

スタジオに持っていくグッズ
    • アクセント辞典
    • ボイスレコーダー
    • のど飴
    • 3色ボールペン

私の場合この5つのグッズは、スタジオで収録するときには必ず持って行っていました。
その中でもアクセント辞典は必須で、鞄にいつも入れていました。

【2】アクセント辞典はなぜ必要か?


アクセント辞典というのは、アクセントの音が記号で単語ごとに書かれたものです。
日本語のアクセントは、音の高低だけで表現されます。

声優としては標準語を使って演技をするわけですが、標準語としてアクセントには決まりがあります。

東京近郊出身の場合、生まれた時からほぼ標準語を聴いて育つため、標準語アクセントをある程度話すことができる人が多いと思います。

しかし地方出身者の場合、方言のアクセントが身についてしまっているため、声優になるための学校に行き始めた時から正しいアクセントを覚えていく必要があります 。

私自身も福岡出身ですので自分では知らなかったですが、やはり福岡なまりはあったのです。
自分では正しいアクセントだと思っていても、標準語アクセントではなかったりすることも多々ありました。

そのため、標準語アクセントかどうかがわからない単語に出会った時にすぐにアクセント辞典を開けるよう常に持っていたのです。

もちろん東京出身だとしても、若者言葉や流行りの言葉で標準語ではないアクセントで喋っている可能性もあります。何か台本を読む時に、ちょっとでも不安があるアクセントの単語があるのであれば、すぐにアクセント辞典を調べてみましょう。

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2)おすすめのアクセント辞典

ほとんどの場合、声優養成所に入所するとアクセント辞典を購入するようにすすめられるはずです。

声優としては正しい標準語アクセントでしゃべることができることが大前提です。
多くの声優養成所がおすすめするアクセント辞典ここでご紹介しますので、どちらか購入しておくと良いでしょう。

ちなみに、アクセント辞典には紙ベースのものと、音声が出るようなオンラインアクセント辞典など様々な種類があります。

しかし私は、スタジオで利用するシーンを想定して紙ベースのものをおすすめします。

【1】NHK日本語発音アクセント辞典 新版


現在でも私が使っているアクセント辞典は、NHK日本語発音アクセント辞典 新版です。
アナウンサーや声優など放送業界に携わる人におすすめのアクセント辞典です。

今回ご紹介するアクセント辞典の中でも価格もかなり安いので、声優の勉強を始める人には特におすすめです。NHK放送文化研究所編集です。ただ、次にご紹介するNHK日本語発音アクセント新辞典の方が新しいものなので、そちらを購入した方が長く使えますね。

【2】NHK日本語発音アクセント新辞典


NHK日本語発音アクセント新辞典は、先ほどご紹介したNHK日本語発音アクセント辞典 新版の新辞典です。どちらもNHK放送文化研究所編集ですので、できれば新しい方を購入する方がいいですね。

2016年に出版されたアクセント辞典で、使用頻度の高い地名のアクセントも収録されています。

少しお値段は張りますが、現在の標準語のアクセントを覚えるのであればNHK日本語発音アクセント新辞典を購入しましょう。

【3】 新明解日本語アクセント辞典 第2版 CD付き


NHK日本語発音アクセント辞典 新版と一緒によく紹介されているのが新明解日本語アクセント辞典です。
日本の言語学者、国語学者である金田一春彦監修のアクセント辞典です。金田一春彦は日本語の方言のアクセント研究の第一人者です。私も実は勝田声優学院入所前に父からもらった新明解日本語アクセント辞典をもっていました。

NHK日本語発音アクセント辞典 新版と比較しても遜色はないので、どちらか一冊持っておけば問題はないでしょう。

CD 付きなので、自宅でアクセントを確認したい時に音声で確認できるのが魅力ではあります。正しいスタジオで CD を聞くことはできませんから、 なるべくアクセント記号を覚えて、音声がなくてもアクセントが分かるようにすることが重要です。

3)声優になるならアクセント辞典を使おう!

アクセント辞典を買ったはいいものの、どうやって使うのかよく分からない人もいると思います。
実際に私も父から新明解日本語アクセント辞典をもらったのですが、アクセント記号がよく分からなかった記憶があります。

【1】アクセント辞典の記号を覚える


アクセント辞典を購入して、最初の方を少し読んでみると「アクセント辞典の使い方」が書かれています。

日本語のアクセントは音の高低で発音をするため、音の高低を表したものが「アクセント記号」です。

アクセント辞典は単語ごとに、音の高低をアクセント記号で表しています。

【2】アクセント辞典で調べる

台本を読んでいる時に単語のアクセントが分からない場合には、すぐにアクセント辞典で調べる癖をつけましょう。

私もスタジオに向かう前に必ず正しいアクセントがわかるようにしていました。
地方出身者の声優になりたい人は特に標準語アクセントを身につけるために、わからない単語は逐一調べて覚えていくようにしましょう。

【3】1度調べた単語には印をつける


標準語アクセントを毎回毎回アクセント辞典を開いて調べるのは、時間がかかります。
ならば、標準語アクセントを少しずつ覚えていくこともやっていく必要があります。

私がやっていたアクセントの覚え方は以下のようなものです。

アクセント辞典の使い方
    1. わからない単語のアクセントをアクセント辞典で調べる
    2. アクセントを調べた単語は1回目は赤線を引く
    3. 2回目にアクセントを調べた単語は青線を引く
    4. 3回目にアクセントを調べた単語は緑線を引く

この方法でおよそ3回ぐらいで標準語アクセントは覚えられる人が多いのではないでしょうか。
アクセントをアクセント辞典で調べるために毎回線を引く動作が必要になるので、正直めんどくさいです。

でも面倒くさい作業があるからこそ、本気になって標準語アクセントを覚えることができるのです。

地方出身者にとって、声優になるために標準語アクセントを覚えていくのは重要なことです。
生まれてから10年以上正しいと思ってきたアクセントが、実はなまったアクセントだと知る必要があります。

地方在住で、声優になるために何か始めたいと思っているのであれば、まずはアクセント辞典を購入して、標準語アクセント覚えていってみてはいかがでしょうか。

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